当院では生活習慣に由来する生活習慣病、風邪を代表とした一般的な感染症、喘息を始めとした咳嗽・呼吸器症状に加え、消化器症状を主とした疾患に対して診断治療を行っております。もちろんこれらの内科疾患に対しても、より専門的な設備や機器による治療が必要な際には、近隣の連携病院をご紹介しスムーズに治療を受けられるようサポートしていきます。
内科
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当院では生活習慣に由来する生活習慣病、風邪を代表とした一般的な感染症、喘息を始めとした咳嗽・呼吸器症状に加え、消化器症状を主とした疾患に対して診断治療を行っております。もちろんこれらの内科疾患に対しても、より専門的な設備や機器による治療が必要な際には、近隣の連携病院をご紹介しスムーズに治療を受けられるようサポートしていきます。
食生活の欧米化に伴い、様々な生活習慣病と言われる疾患・病態が見受けられるようになりました。主な生活習慣病としては下記に示す病状があげられますが、これらも発症初期でしたら食生活の改善、運動など生活習慣を改めることで改善・治癒することが可能です。しかしそれでも難治性の各病状に対しては内服薬による治療を開始しなければいけません。
まずは運動し食生活の改善を図りましょう。肥満は様々な疾患の誘因となります。結果、生活習慣が改まれば、以下の病状に至りませんが、どうしても改善が得られず、軽度とはいえ下記病状に至った場合は内服薬による治療が必要となってきます。
血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気です。人体は、たくさんの細胞から成り立っていますが、この細胞が働く為のエネルギー源がブドウ糖です。
膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り入れる役割を果たしています。しかし、このインスリンの量が不足したり、働きが悪くなったりすると、ブドウ糖が細胞内に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなってしまうのです。血糖が高いということは、体の細胞にエネルギーであるブドウ糖が十分に補給されず、そのため全身の細胞の働きが悪くなります。のどが渇く、尿が多い、傷が治りにくい、感染症にかかりやすい、疲れやすい、集中できないなどの症状が表れます。
血圧が高い状態が続くことで血管の壁に圧力が掛り、その結果、血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。
血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多い為に引き起こされる疾患です。
これらの余分な脂質は、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くしていずれ動脈硬化を引き起こします。コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)があり、善玉コレステロールは細胞内や血管内の余分な脂質を肝臓に戻す働きがある為、悪玉コレステロールを減らすことに役立っています。
高脂血症の主な原因は食生活(カロリー過多)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、運動不足、遺伝などが考えられます。
加齢や薬の副作用などによって骨密度が低下する病気です。女性ホルモンの低下とかかわりが深いため、40代以降の女性では早めの骨密度検査をお勧めします。骨粗しょう症の治療の目的は骨密度の低下を抑え、骨折を防ぐことにあります。薬物療法、食事療法、運動療法を平行して行い、骨密度を高めましょう。
冬になると猛威をふるうインフルエンザ、昨今のコロナ等、様々な感染症は鼻や喉に炎症を来し咳、鼻水、鼻づまり、軽いのどの痛みや発熱等の症状を招きます。
しっかり治さないとその後、気管支炎や肺炎に進行する場合もありますので、治ったと思っても無理をせず、しっかり完治するまで来院されることをおすすめします。
何らかの誘因(アレルゲン)をきっかけに、重度の咳嗽そして呼吸困難などを来します。これを喘息発作と言いますが、軽度の段階でタイミングを逃さずに治療を受けないと重積状態(喘息が非常にひどくなった場合)になると危険です。喘息の既往をお持ちの患者様で喘息発作が起こった場合は、早め早めに受診してください。
性別を問わず痩せ型で若い方で主にみられる気胸があります。はっきりとした原因はわかっていませんが、肺の一部が風船のように膨らんで、その膨らんだ部分が強い咳などをきっかけに破れてしまい空気が胸の中に貯まってしまうことで、肺が縮んでしまい苦しくなる病態を言います。重度の気胸の場合は一刻も早く、胸の中に貯まった空気を抜いてあげる必要があります。咳をきっかけに、その後から息苦しい場合は、早めに受診してください。当院では外科的処置として胸の中の空気を抜く処置も行えます。
一般的にお腹の中の臓器で、はっきりとした痛みとして感じることはありません。はっきりとお腹が痛いと感じるときには、すでにお腹の中の臓器にある程度以上の炎症やダメージが存在しています。はっきりとした腹痛を自覚する前に、腹部違和感やお腹が重いと言った段階で受診するようにしましょう。そうすることで当初自覚された違和感を完全に治癒・改善することが出来なくても、その後に起こりうる病態を予想することが出来ます。
場所的に胃や食道に由来する病気をまず考えなければいけませんが、虫垂炎や胆石胆嚢炎なども発症初期には、心窩部痛や心窩部違和感として自覚します。この症状は消化器に関連する様々な病気の初期症状と考えて、精密検査をされることをお勧めします。
主に胸やけは食道炎や胃酸過多等が誘因となりますが、時に稀にではありますが心筋梗塞の前触れ症状の場合もあります。胸やけ症状が続く(さらに左肩の痛みなども認めるようであれば)場合は、早め早めに診察を受けましょう。
黒い便が出たことを下血と言います。この時は、胃や大腸など消化管から出血をしている状態です。特に真っ赤な便の場合は痔からの出血の可能性もありますが、直腸癌からの出血、大腸憩室からの出血もあり得ます。赤い便が出た場合は、至急、受診してください。黒い便の時も受診が必要ですが、鉄剤などのサプリメント内服されている場合は、同様に便が黒くなるので要注意です。
吐いた時に血が混じっていることを吐血と言います。吐血は食道や胃等から出血していることを言います。吐血の場合、吐いた血は黒いことが多いのですが、もし真っ赤な場合は、食道や胃から大量の出血があることを意味していますので、大至急、医療機関を受診しなくてはいけません。
同じような状態で咳をした場合に血が混じっていることは喀血と言います。喀血の場合は混じった血は赤いのですが、こちらは呼吸器系(気管や肺)からの出血です。
いずれにしても早急に医療機関を受診しなくてはいけません。
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